Epiphany(1)  

 

 

ソクジンさんの魅力の一つって彼の考え方とか生き方だと思っているのですけれど、まだまだあって、その一つをEpiphany聞きながら書きます。

 

 

私が元々ソクジンさんのことを気になりだしたのは、彼が「周りと比べて特別秀でたものがない」ことと、それを「ソロ曲Awakeで歌っている」ことが一つ、きっかけとしてある。

 

私と比べなくても、いわゆる一般人と比べてソクジンさんは普通じゃない。

顔はかっこいいし、努力をし続ける姿勢も比ではない。それにまず、根本的なところから言ってもスカウトがきっかけでオーディション受けたことは普通じゃないし特異点である。

だけれど、それ以上に周りが凄すぎる。

 

IQ148に中学生で大人に混じりながら作曲をする人、ダンスで有名になったり舞踊学校の主席、どんな人からも受けが良い顔に愛嬌、歌のオーディションでは大手含め7社からスカウトを受ける。

私達は彼等のやんちゃな姿やぼやっとした姿を知っているから忘れそうになるけれど、文字にしてみたり考えてみると、化け物と呼んでもおかしくない人ばかりなのだ。

 

ソクジンさんも賢いしかっこいいし歌も上手いけれど、一番ではない。

(それだけでも十分すごいし尊敬に値するが)ダンスだって歌だって、能力ではなく積み重ねた回数、練習量、外から固められたもの。少しでも油断すると間違えてしまう。

 

ソロ曲Awakeでは「あの花びらのように、多分僕は空を飛ぶことはできない。それでも手を伸ばしたいんだ、足掻いていたいんだ」と言う。

足掻いているその姿を私達は知っているし、ジョングクさんが「でも、ジニヒョンも頑張っているよね」と言うようにメンバー達も知っている。

そして”彼自身”も知っている。(自分が頑張ってきた点数として80点をあげる)

 

そして今回のEpipany。

 

「輝く僕を 大事な僕の魂を

 僕は僕を愛している

 少し不足していても とても綺麗だから

 僕は愛するべき人」

 

完璧ではないし、何か秀でたものもない。

でも、“一番”って実はどうでもいいのかも。

「少し不足している自分を愛してあげること」は大切で、「自分は自分が大切だと認めること」も間違いではない。

この歌はソクジンさんが歌うけれど、防弾少年團全員の答えなのではないかと思ったり。

 

でもこのEpiphanyはソクジンさんにしか歌えない曲だと思う。

起承転”結”にふさわしい曲だ、とおそらく皆が思っているけれど、それはきっとソクジンさんが歌うからである。この理由はどこから来ているのか。

 

Awakeと繋がってるだとか、彼の生き方だとか色々あるけれど、「彼は、周りの人の目を惹く力がとても強い」ということがあげられるのではないか。

 

Epiphanyに至っては、序盤の、ソクジンさんが花を見つめて座っている姿さえ目が離せなくなる。

 

思えば、彼をまとう空気、たたずまい、動作一つさえ、私達は目を奪われる。

芸能人と間違えられて写真を撮られたエピソードや、スカウトをいくつか受けたのも頷ける。ジンペンさんの多く(以外にも防弾少年団を見る人は大抵)は、「この人、何やっているのだろう」から入る人が多い(気がする)。

 

紡ぎ出す言葉や奏でるメロディーで魅せたり、身体や声を使って魅せたり、その中でソクジンさんは自分自身を魅せるのだなと思ったら、自分自身を愛するこの歌は彼にしかできないし、そんな彼も化け物の一人だと、そう思った。

やっぱり彼等は化け物の集まりなのだ。

 

優しい化け物達は、どんな結論を出して、そしてこれからどんな音楽を魅せてくれるのだろう。